カテゴリ
以前の記事
2017年 09月 2017年 04月 2015年 07月 2015年 03月 2015年 02月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 検索
その他のジャンル
最新の記事
ブログジャンル
画像一覧
|
2015年 07月 16日
今春、国画会展で大賞を受賞した下地さん。沖縄の海をイメージした、細番手の強撚糸を使った力作が評価されてのことでした。チュラカーギ(美人)のわりに写真嫌いの下地さん。なかなかいい写真がみつかりません。下は2013年夏にcomoで開催した初個展「真東風(まこち)」のときのものです。 首里で生まれ、首里高校染織科を卒業し、県立芸大染織科の一期生となる。そのままいけば、伝統の首里織の世界につき進んでいきそうな経歴をカーブさせ、大学卒業後、下地さんが向かったのはファッション界でした。人気のブランド、ムッシュニコルの生地企画部門で働き始め、ショーのために日本の布の産地でいい生地をたくさん見て歩いたのが、大きな財産になっているといいます。ときはバブル。贅を尽くし、凝りに凝った布が作られていた時代です。 結婚後、子育てをしながら、布企画の仕事をする夫を助けて、コム・デ・ギャルソン、ヨーガン・レール…といった名だたるブランドの生地のためのサンプル織の仕事に従事。一方で、「もう一度、きちんと学び直そう」と、国画会会員の清水昌子さんの工房に3年ほど通い、「いつか自分の工房を持ちたい」と密かに心に決めていたそうです。 念願がかなったのは、わずか5年ほど前のこと。神奈川の自宅近くに小さなスペースを借りて「URIZUN工房」をスタートさせました。 いつの間にか関東での生活が長くなった下地さんですが、工房名や作品タイトルからも、故郷・沖縄への想いが強く感じられます。辺野古の美しい海に想を得た、碧海を思わせるストールなど、見応えのある作品がcomoに並びます。
by gallery-como
| 2015-07-16 08:49
| gallery como
|
ファン申請 |
||